櫻坂46 6th 『Start over!』 全曲感想
完全に主観なので悪しからず.
一応5段階評価.
Start over!(表題曲)
評価: ★★★★★
櫻坂46個人的最高傑作.ずっとこの路線を続けていけば欅坂46に並ぶのではと思えるほど.
序盤から終盤にかけてのベースのリズム感が癖になる.特にイントロのインパクトは絶大で,この時点で神曲を予感した人も多いと思う.
またメロディラインがなんか不気味で中二心をくすぐる.この感覚は不協和音以来な気がする.
私はMVなどの映像コンテンツに興味はないが,ライブでのパフォーマンスは重視するタイプ.
Star over!のライブでの盛り上がりはピカイチ.イントロでのジャンピングは盛り上がること間違いなしだが,禁止されている会場があるのか,メンバーがジャンピングを煽るときと煽らないときがある.正直,ライブは盛り上がってなんぼだと思っているのでもったいないと感じる
静寂の暴力(3期曲)
評価: ★★☆☆☆
暗めの曲が好みではないので,あまり好きにはなれなかった.
個人的に,この曲は3期生の世界観を売り出しているような曲に感じる.私は特にメンバー(3期生にかかわらずメンバー全員)に思い入れがあるタイプではないので,ストレートな曲で勝負してほしかった.
ましてや櫻坂に改名してから,何とか欅坂からの呪縛から逃れようと表題で四苦八苦し,グループとしての世界観を確立しようともがいている.そんな最中に”3期生独特の”世界観の曲を出されても薄っぺらい曲に感じてしまう.別にいいけどね.
あとライブでこの曲は絶対にやらないでくれ.
なーんでライブに来たのに黙らなきゃいけないんだ.この曲のせいで流れがいったん完全に止まってしまう.盛り上がりきったところで意図的にやるならいいが,これからだって時にこの曲がかかると激しく萎える.頼むから,やるなら最初か最後にしてくれ.やっぱ最後もやめてくれ.なーんで楽しみにしていたライブでしんみりして帰らなければいけないんだ.最初にやったとしても-100が-50ぐらいになるだけだから,そこらへんは勘違いはしないでくれ.
p.s 別にこの曲が嫌いなわけではなく,ライブでは絶対にやってほしくないだけです.
風の音(1期曲)
評価: ★★☆☆☆
当時の1期生だった上村,小池,小林,斎藤,土生が担当した楽曲.個人的に気に入ってはいるが,好みが分かれると思う.疾走感があり歌声にも安心感があって聞きやすい.
この曲はなぜか土生ちゃんの曲だと思ってしまうぐらい,声がよく聞こえてくる.
コンビナート(2期曲)
評価: ★★★☆☆
欅坂の頃から感じてきたことだが,このグループの低音が目立つ曲は良曲が多い気がする.これまで不遇続きだった2期生にも,徐々に良曲が与えれてきているのではないか.カップリングはどうしても表題に比べてパワー不足だと感じられる曲が多いが,コンビナートは頑張っているほうだと思う.
曲調が若干風の音に似ているので,このシングルのコンセプトが感じられるが,曲に興味を持たないファンはイントロを聞いてもピンとくる人が少ないのでは.と思ったけど,ライブだと意外に盛り上がるので大丈夫そう.2期生パワーはいまだ健在.
Anthem time(3期曲)
評価: ★★★★☆
このシングル2曲目の3期曲.静寂の暴力とは打って変わってとても明るい雰囲気.思わず「こういうのでいいんだよ」と言いたくなるようなフレッシュで典型的なライブ曲.
やっぱりメンバーが加入したばっかりのときはシンプルで楽しい曲を出しておけばいいのに.この曲の魅力は楽しいだけではなく,そこはかとなくノスタルジックな気分になれるところだと思う.ライブだと最中は楽しいけど,終わった後に思い出すとなんだか感傷的になって,早く次のライブに行きたくなる.この気持ちが原因でお金もないのに永遠にライブに申し込んでしまう.以前のライブではAnthem timeとドローン旋回中のリミックスがあったが,死ぬほど楽しかった.またやってくれい.
一瞬の馬(選抜曲)
評価: ★★☆☆☆
コンビナート以上に風の音に雰囲気が似ていると思う.若干影が薄い.ライブでも特に盛り上がらないので一回聞けたら満足かな.といっても私生活ではコンビナートより聞いてるぐらい,なぜか気に入っている.
ドローン旋回中(選抜曲)
評価: ★★★☆☆
運営が狙ってライブ曲にしようとした感がひしひしと感じられる曲.欅坂の危なっかしい計画のような定番曲にしようとしたんだろうが,若干力不足.櫻坂の色を出そうとしてライブ局なのに若干暗めの曲調にしてしまったのが原因なのではないだろうか.個人的にはAnthem timeのほうが盛り上がっているような気がする.
そもそも櫻坂はライブ曲が少ないので相対的に盛り上がる曲になっている.